上京するならシェアハウスがおすすめ!費用や注意点を解説
上京してから住む場所の候補はさまざまです。数ある選択肢の中、シェアハウスは多くのメリットがあり、上京の際に選ぶ候補としてぴったりです。
この記事では上京の際にシェアハウスを選ぶメリット・デメリットについてご紹介します。
上京してシェアハウスに住むことをおすすめする理由
アパートやマンションなど、上京して住む場所の候補はさまざまです。どの住居にも特徴がありますよね。そんな中、昨今注目を集めているシェアハウスは、上京する人にとって多くのメリットがあります。
シェアハウスとはひとつの家屋を共有し、複数人が生活するライフスタイルです。共有部分があり、タイミングによっては譲り合う必要があるものの、自由で柔軟な生活をしやすい雰囲気が特徴的です。
共有するのは家屋だけではなく、キッチンやバスルーム、トイレなど、水回りを始めとしたいくつかの部分が該当します。費用面やプライバシー面でメリットがあり、学生や社会人など幅広い層が利用している居住形式です。
理由①:一般的な賃貸住宅よりも費用が安く済む
シェアハウスは最初から家具や家電が備え付けられています。そのため、新生活を始めるにあたって必要なものを買いそろえる手間や費用を大幅に節約できます。
一般のアパートやマンションで入居契約をする際には敷金や礼金がかかりますが、シェアハウスでは必要ありません。保証金(デポジット)を数万円支払うだけであることがほとんどです。家具や家電を買いそろえなくても良いという金銭的なメリットを踏まえて考えると、かなりリーズナブルです。
入居後もさまざまな面でメリットを感じるでしょう。たとえば、シェアハウスは光熱費・日用品の費用は入居者全員で分割して支払うため、この点でも節約が実現できます。
日々に必要な光熱費は案外家計に影響を与えるものです。シェアハウスなら初期費用だけではなく、入居中の家計をリーズナブルな方向へコントロールしやすいという、金銭的に大きなメリットを感じながら生活できます。
極端な話、家賃、そして光熱費と日用品代を含んだ共益費・食費さえ支払っていれば、シェアハウスで生活できるというわけですね。さすがにそれは極端すぎる話ですが、例として覚えておいていても損はありません。
理由②:都心に安い家賃で住める
都心をはじめ、大都市の家賃は地方に比べるとかなり高い傾向です。一人暮らしをするにも、家賃の面で厳しいと感じる人は少なくないでしょう。とくに利便性が高く、憧れのお洒落なエリアに住むとなると、狭いワンルームでも予算オーバーになりがちです。
シェアハウスはその悩みも解決してくれます。シェアハウスの家賃は一般の賃貸アパートや賃貸マンションよりもリーズナブルです。予算の都合で手が出せなかったエリアに住めるチャンスが広がります。
何より、都心の利便性をリーズナブルな家賃で思う存分味わえるのはとても嬉しいことです。通勤や通学が楽になったり、トレンドの発信をリアルタイムで味わえるなど、シェアハウスならではのメリットがあります。
上京してシェアハウスに住んだ際にかかる費用
実際に上京してシェアハウスに住む場合、費用はどの程度見込んでおくべきでしょうか。家賃や共益費をはじめ、日々に必要な生活費について考えておくと、住みたい物件と予算のマッチングがしやすくなります。
家賃は物件ごとに違いますので、ほかの面でかかる費用をチェックしてみましょう。
シェアハウスで生活する際に必要な費用(生活費)
- 共益費…約10,000円
- 水道光熱費…0円
- 日用品代…0円
- 食費…約20,000円
- 通信費…約8,000円~10,000円
- 交際費、雑費…任意
あくまで一例ですが、シェアハウスでの生活費はこのような内訳になるケースが多いようです。水道光熱費や日用品代は家賃・共益費に含まれるため、特別な計上は必要ありません。
一般的な賃貸住宅の場合、上記の金額に日用品代や水道光熱費が加算されますので、やはり金銭面ではシェアハウスのほうがおトクに暮らせることが分かりますね。
上京してシェアハウスに住む際の注意点
シェアハウスはメリットが多いライフスタイルですが、上京して入居する際には意識しておきたい注意点もあります。代表的なトラブルとその解決方法についてチェックしておきましょう。
注意点①:トラブルが生じる可能性がある
シェアハウスは一つ屋根での共同生活でも、心が通じ合った家族やパートナーではありません。あくまで他人であり、その属性もさまざまです。社会人、学生、自由業など、自分とは違う感覚や感性の人と共同生活をいとなむことになるケースもあるでしょう。
そのような人たちの中で、思わぬトラブルが発生することが考えられます。生活時間の違いや相性の問題、プライベートの確保の難しさなど、人によっては大きなデメリットを感じるかもしれません。
- 生活音が大きい人がいる
- ルールを守ってくれない人がいる
- 洗濯機やトイレなどが希望の時間帯に使えないことも多い
自分では意識しにくい生活音ですが、ドアの開け閉めや廊下の歩きかた、声のボリュームに対し、ストレスを感じる人もいるかもしれません。同時に、自分が加害者になっている可能性にも留意しましょう。
防音しているつもりでも不足していたり、やむを得ない事情とはいえ真夜中の洗濯など、少し気を付ければ回避できることばかりです。
シェアハウスでトラブルになりやすい場合、5つの原因が考えられます。その原因と対策方法については以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【関連記事】シェアハウスでトラブルになる”5つ”の原因と対策を徹底解説
注意点②:女性の場合は女性限定のシェアハウスを選ぶ
異性と一つ屋根の下で生活することにストレスを感じる人は、女性限定のシェアハウスを探すのも良い方法です。シェアハウスはさまざまな条件で入居者を選んでいるケースが多く、女性限定にしている物件も見つけられます。
シェアハウスはどうしても他人と近い距離で生活する空間になりますので、異性との関わりについて気になることがある人は、シェアハウスのルールを確認した上での物件探しがおすすめです。
注意点③:防犯対策を徹底する
シェアハウスは各自の防犯対策が非常に重要です。今まで暮らしていた環境や個人の性格・考えかたで防犯意識が違うため、自分では気を付けているつもりでも、実際は都心の防犯意識に適していないということも有り得ます。
- 鍵の紛失に注意し、戸締まりを常に心がける
- 貴重品の管理に注意する
シェアハウスの誰かが鍵をなくしてしまったり、外出時に鍵をかけ忘れてしまうと、外部から侵入されるおそれが跳ね上がります。鍵の紛失や戸締まりには注意しておいたほうが良いでしょう。
また、貴重品の管理はシェアハウス内でもしっかりとおこなうべきです。同居しているメンバーを疑うのは気分が良くないですが、目を離した隙に私物が盗まれたり紛失する可能性も考えられます。
安全に、そして気持ち良く生活するためにも、防犯意識は高めに持っておきましょう。
まとめ
都心のシェアハウスは生活面でメリットがあり、上京するときの住居選びに適しています。シェアハウスのルールや防犯などを意識できる人なら、金銭面でおトクに、生活面で利便性の高い暮らしかたができるでしょう。
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- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。