物件探しに最適な時期は?月別の特徴やおすすめの時期を紹介
こんにちは、TOKYO βの森岡です。
東京での賃貸物件のお部屋探しは、時期によって大きく状況が変わるのをご存知でしょうか?不動産業界での経験から、多くのお客様から「物件探しはいつから始めればいいのか」というご質問をよくいただきます。
今回は、東京で賃貸物件を探す際の時期別ポイントを詳しくご紹介します。新生活をスムーズにスタートできるよう、最適な物件探しのタイミングを押さえていきましょう。
【月別で見る】物件探しのおすすめ時期と特徴
年間を通して物件の供給量や需要は大きく変動します。それぞれの時期の特徴を知っておくことで、より良い物件との出会いにつながります。
- 1〜3月:物件探しをする人が多い最大の繁忙期
- 4〜5月:落ち着いて物件を探せる時期
- 6〜8月:引っ越しする人が少なく交渉しやすい時期
- 9〜10月:秋の物件探しシーズン
- 11〜12月:来春に向けた動き出しの時期
1〜3月:物件探しをする人が多い最大の繁忙期
新生活が始まる春に向けて1〜3月は物件探しのピークです。
この時期は、転勤や卒業入学シーズンにあたるため、条件の良い物件も多く出ますが、その分競争も激しくなります。特に山手線沿線の条件の良いワンルームマンションだと、オンライン内見しただけで契約まで至ることも珍しくはありません。この時期には気に入った物件があれば、その場で即決する覚悟が必要になるかもしれません。
そして、不動産会社も非常に混み合いますので、平日の午前中など、比較的空いている時間帯を狙って訪問するのもポイントです。
4〜5月:落ち着いて物件を探せる時期
春の引っ越しシーズンが過ぎ、4〜5月は落ち着いて物件を探せる時期です。
不動産会社もゆっくりと対応してくれることが多いので、物件をじっくり比較検討できます。初めての方でも安心して物件探しができるでしょう。
ゴールデンウィークを活用して、複数の物件を内見したり引っ越ししたりできるのもメリットです。
3月ほど物件数は多くないものの、まだ選択肢は豊富。この時期にお得な物件が見つかることもあります。条件にこだわりが少ない人におすすめの時期とも言えます。
6〜8月:引っ越しする人が少なく交渉しやすい時期
梅雨から真夏にあたる、6〜8月は引っ越しする人が少なくなる時期です。物件の数も多くはありませんが、その分、賃料の見直しが行われたり、夏季限定のキャンペーンで、敷金・礼金が優遇されることもあります。家賃の条件交渉をしやすいタイミングとも言えますね。じっくりと条件を整理しながら検討したい人にはぴったりです。
引っ越し費用も比較的安くなる時期なので、できるだけ費用を抑えたい、条件はある程度妥協できる人におすすめです。
9〜10月:秋の物件探しシーズン
秋の引っ越しシーズンの到来。9〜10月は再び物件探しが活発化する時期です。新しい物件も増えてくるため、多くの選択肢の中から比較検討できます。転勤や進学のため物件を探す人はもちろん、ここで引っ越しが終われば新年を快適に過ごせるので物件を探す人もいます。この時期は気候が良いので、物件の外観や周辺環境を確認したり引っ越しにも適しています。
理想の住まいが見つかりやすい時期なので、複数の条件にこだわりたい人におすすめです。新しい物件情報はこまめにチェックして、自分に合った物件を探しましょう。
11〜12月:来春に向けた動き出しの時期
来年の引っ越しシーズンに備えた物件の供給が始まります。11〜12月は賃貸物件の件数が増える時期です。条件の良い物件も見つかりやすくなります。例えば、年末年始の引っ越しを避けたい大家さんが、早期契約者向けに割引特典を用意しているケースもあります。
年末は不動産会社の営業日や営業時間が変更になることも多いので、確認しておきましょう。
混雑や競争を避けてできるだけ多くの条件を叶えたい人は、11〜12月に物件探しを始めるのがおすすめです。
物件探しは入居の2ヶ月前から始めるのがおすすめ
新居で生活をはじめるまでに、やらなければいけないことはたくさんあります。余裕をもって準備を進めるために、ここでは、入居の2ヶ月前と1ヶ月前にやっておくべきことをご紹介します。
2ヶ月前:条件リストアップ、不動産会社訪問
物件探しを始めるなら、入居予定の2ヶ月前から計画的に準備を進めるのが理想的です。
まずは予算、立地、間取りなど希望条件の整理から始めましょう。「目黒駅徒歩10分以内、家賃12万円以下、築10年以内」といった具体的な条件をリストアップします。通勤・通学時間、買い物の利便性、周辺環境なども重要な検討ポイントです。絶対に譲れない条件を2、3個決めておくと、スムーズに物件選びができます。
また、不動産会社には予約を取ってから訪問するのがおすすめです。特に1〜3月の繁忙期は、多くの人が不動産会社を訪れます。待たされる時間を少なくするためにも、事前に予約したほうがいいでしょう。
1ヶ月前:内見、物件決定、契約
入居の1ヶ月前は、内見、物件決定、賃貸契約締結と順番に進める時期になります。
希望条件に一番近い物件を選ぶため、複数の物件を内見して比較してみましょう。写真では分からない日当たりや騒音、設備の使い勝手などを確認することもできます。
契約までの流れは物件によって異なりますが、通常1週間程度かかります。審査などでさらに時間がかかる場合もあります。お気に入りの物件が見つかったら、早めに契約を結びましょう。
入居の1ヶ月前の段階で物件が決まっていれば、余裕を持って引越しの準備が進められます。
物件探しを始める時期の3つの注意点
入居日から逆算してスケジュールを立てる
物件探しを始める時期で、まず注意したいのは、入居日までのスケジュールです。
新しい賃貸契約をする際は、現在の住居の退去日を考慮して、新居の契約日を調整しましょう。契約日が早すぎると、新居の家賃が発生し、二重で家賃を支払わなければならないケースもあるでしょう。入居希望日から逆算して、2ヶ月前から賃貸を探し始めるのがおすすめです。
現在の賃貸物件の解約手続きを進める
次に注意したいのは、現在お住まいの賃貸物件の解約手続きです。
一般的に賃貸契約書には、退去の1〜2ヶ月前までに解約通知を行うように定められています。
退去日の前日など直前に申し出ても解約はできませんし、退去時の原状回復費用や敷金の返還条件、退去立会いなど準備が必要になることもあります。
事前に契約書を確認し、解約条件をしっかり把握してから解約手続きを進めましょう。
繁忙期は物件を探しにくいことを理解する
そのほかに注意したいのは、繁忙期は物件を探しにくいことです。1〜3月は物件の選択肢が増えるものの、人気の物件はすぐに埋まってしまいがちです。
新居はできるだけ希望条件に近い物件を選びたいところですが、繁忙期には、物件探しに苦労することが多くあります。
しかし、諦める必要はありません。事前にしっかりと準備し、効率的に物件探しを進めることで、希望の物件を見つけることができるでしょう。
物件探しが難航しているときはシェアハウスを検討しよう
なかなか良い物件が見つからず焦る状況に陥りそうなら、シェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか。シェアハウスなら1年を通して入居しやすく、繁忙期でも比較的入居しやすい物件として人気です。
TOKYO βには簡単に住み替え可能な安心・安全なシェアハウスを東京都内を中心に約1,200棟、16,000部屋を保有しています。各所、さまざまなシェアハウスをご用意しているのでご自身のライフスタイルに合った物件をみつけることができます。
サービスの特徴①「入居者のサポート」
入居者のための限定アプリや、シェアモビリティなど入居者様の生活環境を充実させるためのサービスを随時アップデートしております。
サービスの特徴②「住み替えシステム」
選んだ物件との相性が合わなかったり、他のエリアで暮らしたい際に、TOKYO βの物件に空室があれば、簡単な手続きのみで住み替え可能です。
サービスの特徴③「充実した設備と安心・安全」
TOKYO βのすべての物件が同じブランドで管理されているため、同じ住み心地、同じサポート体制で安心してご入居いただけます。
まとめ
物件探しは、時期によって大きく状況が変わります。早すぎても遅すぎても理想の物件との出会いを逃してしまうかもしれないので、ご自身の状況に合わせて、適切な時期に物件探しを始めることをおすすめします。また、シェアハウスという選択肢も、理想を実現する新しい方法として検討してみてはいかがでしょうか。
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- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。