シェアハウスのルールの必要性と具体例、ルールを守らない人への対処法を一挙紹介!
こんにちは、TOKYO β コラム担当の森岡です。さまざまな生活スタイルの人が共に暮らすシェアハウス。シェアメイトたちが心地よく暮らせるように基本的なルールが定められています。このシェアハウス独自のルールをハウスルールと呼び、ルールがしっかり守られている物件はトラブルが少ないです。シェアハウスでの生活を検討しているなら、どのようなハウスルールがあるのか知っておきましょう!
シェアハウスのルールの必要性
自分の居室以外のキッチン、トイレ、お風呂といった水回りから、玄関、廊下などを共用することになるシェアハウス。ちらかり具合など人によって感じ方が違うため、ルールがないときれい好きな人だけが掃除するなんてことになりかねません。また意外と気になるのが生活音。23時以降に洗濯機や通話など音の原因となるものを制限しているハウスもあります。価値観の違う入居者同士ができるだけトラブルを起こさず暮らすため、ハウスルールは必要なんですね。
シェアハウスの利用にあたってよくあるルール
シェアハウス全体によくあるルールについて見ていきましょう。細かい部分はハウスによって違いますが、おおむねどのシェアハウスにもあるルールをあげていきます。
ルール①騒音
夜間は寝ている人が多いため、音を出すことを極力控えめにするようお願いしているところが殆ど。昼間もトラブルの元となるような大きな音を制限しているシェアハウスが多くあります。
例)
・共用部の使用の制限/AM1:00〜AM5:00の間は、基本的に自室で過ごすことを推奨
・洗濯機・乾燥機の使用の制限/PM11 :00〜AM6 :00の間は禁止
・友人の入室時間の制限/PM10:00〜AM9:00の間は禁止
・楽器やステレオの使用禁止
ルール②つけっぱなし
水道光熱費が共益費に含まれることが多いシェアハウス。つい節電の意識が薄れ、エアコンや電気のつけっぱなしなんてこともあるかもしれません。あまりに高額になった場合は入居者への追加請求が発生する可能性も。節度ある使用を心がけましょう。
ルール③私物
各入居者に割り当てられた収納スペースが共用部にある物件もありますが、基本的に私物は自室に置くことになっています。靴なども数が多いのであれば自室へ、傘も自室で保管などのルールがあります。
ルール④貴重品
私物の中でも財布、通帳、パスポートなどの貴重品の取り扱いは特に注意が必要です。自室に金庫を置いておくのもいいですね。上記の私物もそうですが、万一大切なものがなくなったとき、トラブルを減らすためにも持ち物の管理を徹底したほうが安心してシェアハウスで暮らせますよ。
シェアメイトと心地よく暮らすために
シェアハウスは自分と違うタイプの人と知り合えるといった共同生活ならではの楽しみもありますが、一人暮らしのように自由きままというわけにはいきません。シェアメイトと気持ちよく暮らすためのルールを見ていきましょう。
1:個室以外の掃除や日用品の購入などに関するルール
シェアハウスによって共用スペースの掃除のルールが違います。清掃業者や住み込みの管理人がおこなったり、シェアメイトの当番制であったりとさまざま。
最近では清掃業者が入るシェアハウスが増えているようですが、キッチンやお風呂などの使用後は生ゴミや髪の毛の処理を自身で行うなどのルールがあります。また日用品の補充が管理会社ではなく当番制のところも。契約する前によく確認しましょう。
2:家族や友人・恋人を招くときのルール
滞在のみ可、宿泊も可、滞在も宿泊も不可などシェアハウスによってルールはさまざま。また、滞在可能な時間を決めているところもあります。女性専用物件、男性専用物件などは異性の立入自体を禁止しているところも。
そして大切なのが、友人などを招くことになったらシェアメイトに事前に伝えておくことです。ハウス内の掲示板などを使ってお知らせしておきましょう。
3:その他のルール
他にも以下のような禁止事項があります。
・ハウス内で宗教の勧誘や営業活動
・シェアメイトの写真や動画を許可なくSNSにアップすること
・他のシェアメイトの部屋に許可なく立ち入ること
・無断で外泊すること(夜逃げの防止)
・無断で鍵を複製すること
・契約した部屋を第三者に転貸すること
・ハウス内及び敷地内での喫煙
上記以外にも物件それぞれに独自のルールがあるので、内見のときに担当者に詳しく聞いておくとよいでしょう。
【場所別】シェアハウスの共用スペースにおけるルールの詳細例
シェアメイトが入れ代わり立ち代わり使う共用部分は、汚れやすくトラブルにもなりがちです。
だからこそ、ルールを守ることが大切です。さまざまなハウスでよく設定されているルールを場所別に見ていきましょう。
(すべてのハウスがこの通りではありません)
1:玄関
・一人当たりが玄関に置くことができる靴の数に制限がある(制限を超えたら自室で管理)
・傘立てがある場合は傘に名前を書く(傘を自室で管理する物件もアリ)
・靴や傘を置きっぱなしにせず所定の場所にしまう
・必ず玄関の鍵を閉める
2:ポスト
ポストは物件により扱いが異なります。共同ポストもあれば、鍵付きの集合ポストが個別に用意されていることも。共同ポストの場合のルールを見ていきましょう。
・宅配物は玄関で受け取り、共用部に業者を入れない
・シェアメイトの郵便物や宅配物の受取はしない
・貴重品、現金書留の郵送は紛失防止のため禁止
自分宛の大切な郵便物や宅配物は「郵便局の局留め」「コンビニ受取」「駅の宅配ロッカー」となどを利用するとよいでしょう。
3:リビング
・◯時以降の使用の禁止
・リビングで寝ることの禁止
・エアコンのつけっぱなし及び、風量や温度変更の禁止
・テレビのボリュームの上げすぎに注意
・長時間独占することの禁止
4:キッチン
・排水溝や三角コーナーの生ゴミの処理は各自で行う
・使用した調理器具や食器はシンクにためずすぐに洗う
・冷蔵庫に食材や食品を入れる場合は名前を書く
5:洗面所
・洗面所に私物を置きっぱなしにしない
・共同のドライヤーがある場合、自室に持ち込んで使用しない
・使用後は髪の毛など、出たゴミをきれいにする
6:お風呂・シャワー
・バスルームに私物を置きっぱなしにしない
・利用時間は○分以内
・浴槽にお湯をためることの禁止
・使用後の排水溝のゴミは自身で回収、脱衣スペースを簡単に掃除
・カビ防止のため、換気扇は常時ONにする
7:洗濯・乾燥機
・騒音防止のため○時〜○時は使用禁止
・洗濯物を入れたままにしない
・洗濯物を建物共用部で干すことの禁止、各自の部屋で干す
8:ゴミ出し
ゴミ出しは管理会社がしてくれるところもあれば、当番制などさまざま。トラブルになりやすい部分なので入居前にハウスルールをよく確認しておきましょう。
<個室のゴミ>
・各自でまとめ分別、指定の日に指定の場所へ出す
・粗大ゴミは自身で自治体へ連絡し処分
<共有部のゴミ>
・溜まり次第気づいた人が捨てる
・当番制で捨てる
シェアハウスでルールを守らない人がいる場合の対処法
ここまで多岐にわたってハウスルールがあることを見てきましたが、残念ながらルールを守らない人がいる場合どうすればいいのでしょうか。
・口頭もしくはLINEなどで注意する
・シェアメイト全員参加の会議を開きコミュニケーションをとる
・管理会社に相談する
上記のような方法が考えられます。ルールが破られはじめると、シェアハウスの居心地が悪くなっていきます。不満をため込まず、管理会社に相談しながら早めに対処できるといいですね。
シェアハウスは管理会社のサポートがあるとさらに安心!
TOKYO β は安心・安全なシェアハウスを東京都内に1,000拠点15,000戸を運営中。もし、選んだ物件と相性が合わなかった時は、TOKYO β の物件に空室があれば簡単に住み替えも可能です。また、入居者様限定のアプリなどもご用意。シェアハウスに関するさまざまなノウハウを蓄積しているTOKYO β だからこそできるサポートのもと、安心してシェアハウスでの生活をお送り頂けます。
まとめ
いかがでしたか?シェアハウスのルールについて見てきました。「このルールは自分にはちょっとハードルが高いかも」と思われたルールがあるかもしれません。神経質になりすぎずとも、「お互いに気持ちよく暮らすための思いやり」があれば自然とルールを守ることになり、快適に過ごすことができるでしょう。共同生活には新しい出会いなど楽しいこともたくさん。どうぞシェアハウスでの暮らしを楽しんでみてくださいね。
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- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。