一人暮らしの生活費はいくら?生活費を抑えるコツを解説!
こんにちは、TOKYO β コラム担当の森岡です。一人暮らしをしている皆さん、貯金してますか?一人暮らしをはじめると親元で暮らしていた時には見えていなかった出費が明確になり、月末が近づくと口座の残高をみるのが憂うつという人もいるのでは?けれど、お金の流れが顕著だからこそ生活費を管理しやすいのが一人暮らしのメリット。今回は、月々の出費を上手に管理して生活費を抑えるコツを解説します。
一人暮らしの平均の生活費はいくら?
まず一人暮らしにかかる生活費について見ていきましょう。
総務省統計局の家計調査によると、2022年の単身世帯の月平均支出は158,198円となっています。過去10年間でも15万~16万円での推移なので、一人暮らしにかかる生活費として概ねの目安にすることができるでしょう。表は生活費の内訳を項目ごとに表しています。
項目 | 月平均 |
食費 | 34,385円 |
住居 | 36,676円 |
水道光熱費 | 9,272円 |
生活用品費 | 3,577円 |
被服費 | 7,643円 |
保健医療費 | 5,348円 |
交通費・通信費 | 20,084円 |
教養娯楽費 | 21,908円 |
その他(理美容費・交際費など) | 19,305円 |
合計 | 158,198円 |
- (※)出典元:総務省統計局「家計調査」
交通費・通信費にはインターネットや携帯電話代が含まれます。
収入や生活環境、地域による価格の差や季節的な増減もあるので表の通りに計画する必要はありませんが、ひと月にかかる生活費の概算として参考にはなるかと思います。
大学生の平均生活費のデータ
では学生はどうでしょうか。日本学生機構のデータを元に一人暮らしをしている大学生の生活費を見てみましょう。
このデータは大学(昼間部)に通う居住形態が自宅・学生寮以外の下宿、アパート等の大学生16,446人の回答によるものです。その生活費の月平均は約92,366円となっています。
項目 | 月平均 |
食費 | 22,783円 |
住居・光熱費 | 41,475円 |
保健衛生費 | 3,525円 |
娯楽・嗜好費 | 11,350円 |
その他の日常費 | 13,233円 |
合計 | 92,366円 |
- (※)出典元:日本学生機構「令和2年度学生生活調査」
一人暮らしの男性の平均の生活費
2022年度単身世帯(男)34歳以下の1世帯当たり1か月間の収入と支出。内訳は以下の通り
項目 | 月平均 |
食費 | 37,587円 |
住居 | 32,960円 |
水道光熱費 | 9,535円 |
生活用品費 | 3,194円 |
被服費 | 7,780円 |
保健医療費 | 5,809円 |
交通費・通信費 | 20,345円 |
教養娯楽費 | 22,857円 |
その他(理美容費・交際費など) | 17,301円 |
合計 | 157,372円 |
- (※)出典元:総務省統計局「家計調査」
一人暮らしの女性の平均の生活費
2022年度単身世帯(女)34歳以下の1世帯当たり1か月間の収入と支出。内訳は以下の通り
項目 | 月平均 |
食費 | 30,035円 |
住居 | 41,775円 |
水道光熱費 | 8,907円 |
生活用品費 | 4,107円 |
被服費 | 7,447円 |
保健医療費 | 4,748円 |
交通費・通信費 | 19,792円 |
教養娯楽費 | 20,570円 |
その他(理美容費・交際費など) | 22,057円 |
合計 | 159,438円 |
- (※)出典元:総務省統計局「家計調査」
家賃はどうやって決めるべき?
生活費の中で最も大きな割合を占めるのが家賃です。一人暮らしの物件選びは夢広がる楽しい時間ですが、現実に目を向けてまずは家賃を設定しましょう。
一般的に収入の3割を超えないように家賃設定すれば、比較的支出が安定するといわれています。その点を踏まえ、毎月の収入から生活費と貯金したい金額を差し引いて家賃を割り出し、価格帯のあう候補から物件を選ぶといいでしょう。
ひとことに生活費といっても、東京圏は他の地域よりも生活費が高くなる傾向にあり、地域や年齢、性別、職業、学生・社会人、ライフスタイルによっても費用の割合は異なります。毎月の家計に無理がないようにシミュレーションしておくといいですね。
住む物件が決まれば敷金・礼金や引越し費用も必要になるので、初期費用の算出もお忘れなく。
家賃を抑えるシェアハウスという選択肢
シェアハウスは家賃を抑えるだけでなく、初期費用や生活面でも高いメリットがあります。
シェアハウスの入居には、アパートなどの賃貸物件の契約時に発生する仲介手数料や敷金・礼金といった費用がかからない場合が多いです。ベッドや生活家電が設置されているので、個人で購入しなくても新生活をはじめられます。また水道光熱費は共益費込みで、洗剤やトイレットペーパーなど消耗品も共益費から準備されている物件もあります。これはかなりのコストカットになりますね
一人暮らしと違う点は、風呂、トイレ、キッチン等の水回りを共用して生活するので、出会いやコミュニケーションを楽しめる人、共同生活を楽しめる人にはおすすめです。
【関連記事】シェアハウスの家賃相場は?普通の賃貸と比較していくら安い?初期費用についても解説
一人暮らしで生活費を節約するためのコツ
一人暮らしをはじめるなら最も大事なのは生活費の設計です。自分の生活費がどれだけかかるのか、最低限必要な事項とそれにかかる金額を把握し、臨時の出費を想定して節約すれば、余裕があるときには貯蓄にまわすことができます。ここでは生活費をどう節約していくか費用別に見ていきましょう。
①家賃
家賃は自分の意志で下げられないので、物件を探す時点で無理のない価格帯から物件を選びます。住みたい沿線や好条件の物件が設定した家賃より高い場合は、エリアを広範囲にしたり築年数が古めの物件も候補に入れたり選択肢を広げてみてください。掘り出し物件をみつけられるかもしれません。また、建物の防犯性や周辺施設、最寄り駅からの距離などもチェックして、交通費の負担が大きくならないように気をつけて。
最初は格安の物件に住んで、自分に必要な環境や条件を見定めながら引越しを目標に貯金するのもいいですね。
②水道光熱費
電気代を節約するなら待機電力を減らしましょう。スイッチを切っている状態でもコンセントに接続されていると待機電力が消費されています。例えばエアコンや暖房器具なら使用しない季節にはコンセントを抜いておけば節電になりますし、稼働している時期はフィルターを掃除することで無駄な電力消耗を防ぐことができます。また炊飯ジャーの保温時間も短くすると節約になります。
ガス代の節約には、調理法の工夫でも節約できます。SNSで話題になる加熱なしレシピや予熱調理を取り入れましょう。
また、これも物件探しの時点での選択肢になりますが、ガスはプロパンガスと都市ガスの2種類があり、都市ガスを引いている物件であれば、プロパンガスよりも料金が安くなります。
水道代の節約は,もちろん節水です。夏場はシャワーのみにする、洗顔や歯磨きなどの際にこまめに蛇口をしめる、トイレの大小レバーも使い分ける、洗濯物は量がまとまってから洗濯機を回す、など少しずつ気をつけるだけでもだいぶ節水になります。
【関連記事】一人暮らしの水道光熱費の平均は?節約方法も徹底解説!
③食費
食費で節約するなら自炊をおすすめします。ファーストフードやコンビニのお弁当も手頃な値段で満腹になるし、急いでいる時などたまには良いですが、自炊したほうが栄養バランスも節約も兼ねることができます。レシピサイトや動画サイトには時短レシピやフライパンひとつで調理など楽しい自炊レシピが沢山紹介されています。食材の購入にはスーパーのタイムセールで値引き品を買ったりネットスーパーで必要なものだけを注文すれば上手に節約できるし、一つの食材でも複数のレシピに活用することで、栄養バランスもコスパも良い食事がとれますよ。食費が一番てっとりばやく節約しやすいと感じている人も多いでしょう。ただ、節約優先で栄養が偏り体調を崩すようでは結局医療費がかかってしまいますので、食事を楽しむことも忘れずに。
④通信費
通信費はインターネットや携帯電話の費用です。携帯電話代が高い人は、プランを見直したり安い会社に乗り換えすると良いでしょう。また格安SIMに変更すると月々の電話代が5,000円以上安く抑えられることもあります。スマホとインターネット回線のセット契約で割引になるプランなどもあるので携帯ショップのサイトなどチェックしてみましょう。
⑤娯楽・交際費
娯楽・交際費は、趣味や友人との会食など、自由に使えるいわばお小遣いです。気のあう友人と楽しい時間を過ごしたり、趣味に没頭できる時間はリフレッシュできるし大切なことですが、度が過ぎると生活費を削ることになりかねません。20代と30代では交際費にかける金額が変わってきます。必要経費や先の予定などを見越して計画的に使っていきましょう。目標のイベントにむけて予算を確保しておくのも良いと思います。たとえば冠婚葬祭などは余裕のあるときに予備費として事前にキープしておくと良いでしょう。
生活費を抑えるならTOKYO βのシェアハウスがおすすめ
TOKYO β には簡単に住み替え可能な安心・安全なシェアハウスを東京都内に1,000拠点15,000戸を運営しています。シェアハウスなら生活に必要な家具や家電が揃っていますので入居者が買う必要がありません。TOKYO β は各所、様々なシェアハウスをご用意しているのでご自身のライフスタイルに合った物件をみつけることができます。
サービスの特徴①「入居者のサポート」
入居者のための限定アプリや、シェアモビリティなど入居者様の生活環境を充実させるためのサービスを随時アップデートしております。
サービスの特徴②「住み替えシステム」
選んだ物件との相性が合わなかったり、他のエリアで暮らしたい際に、TOKYO β の物件に空室があれば、簡単な手続きのみで住み替え可能です。
サービスの特徴③「充実した設備と安心・安全」
TOKYO β のすべての物件が同じブランドで管理されているため、同じ住み心地、同じサポート体制で安心してご入居いただけます。
まとめ
自分で計画してやりくりできるのが一人暮らしならではのメリットです。家計を上手くコントロールしていくのは大変ですが、目標があれば貯金も楽しみになります。
実家が遠い人は帰省費用もかかるし、慶事があればお祝いやプレゼントも楽しく選びたいですね。また、今より好条件の物件に住みたくなったら次の引越し資金を目標にするといいですね。
家賃や水道光熱費など毎月引き落とされる支出は予め低く設定し超えないように心がけ、食費や消耗品などの日常の出費は週ごとに予算を決めてやりくりしましょう。少しずつでも残せるようになれば、節約を楽しむ余裕がうまれます。上手に生活費を抑えて、気分的にもゆとりある生活を楽しんでくださいね。
【関連記事】東京での一人暮らしの費用はいくら必要?生活費の節約方法も紹介
- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。