【2024年調べ】一人暮らし20代女性の貯金はいくら?平均額や貯金を増やす方法を紹介
20代で一人暮らしをしている女性のなかには、なかなか上手く貯金ができないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
20代の一人暮らしだと、お金は貯まりにくいものですが、貯金がないと将来やいざというときに不安です。同じ年代の人はどれくらい貯金しているのか、どうすればお金が貯まるようになるのか気になる方は多いでしょう。
そこで本記事では、一人暮らしの20代女性の平均貯金額や貯金を増やすための方法をご紹介します。
一人暮らし20代女性の平均貯金額はいくら?
一般的に一人暮らしの20代女性は、どれくらい貯金しているのでしょうか。金融広報中央委員会が公開しているデータをもとに、20代女性の平均貯金額をみていきましょう。
20代の平均貯金
令和5年に実施された「家計の金融行動に関する世論調査」の結果をみると、男女を含めた20代全体での平均貯金額は118万円です。
20代で銀行預金などの金融資産を保有していない人の割合は36%で、約4割が貯金なしとなっています。
年齢に関係なく一人暮らし全体での平均貯金額は647万円なので、20代はまだまだ収入が少なく、貯金を増やすのが難しい年代といえます。
また、2022年に行われた「金融リテラシー調査」では、18~29歳女性の金融資産保有率をみると、資産はないと答えた人が27.6%、250 万円未満が16.7%となっていて、20代女性の4割以上は貯金額250万円以下という結果が出ています。
資産なしの割合は20代男性より高くなっており、統計によると女性のほうが収入が低い割合が高く、貯金しにくい現状がうかがえます。
【参照記事】家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年調査結果
20代女性が一人暮らしで貯金を増やす10のコツ
一人暮らしの20代女性で、収入に余裕がなく、なかなか貯金できないという方は、以下の7つのコツを意識してみてください。
- 貯金額の目安を決める
- 貯金用の口座を作る
- 家賃を抑える
- 電気やガスを見直す
- 自炊を心がける
- スマホ料金の見直し・格安スマホへの変更
- ポイ活をする
- NISAやiDeCoを活用して将来に備える
- 無駄遣いをやめる
- 副業を検討する
20代女性が貯金を増やすには、貯金できる環境を整え、出費を減らすのが大切です。それぞれのコツを詳しくみていきましょう。
方法①:貯金額の目安を決める
貯金を増やすには、まず収入のうちどれくらいを貯金するかの目安を決めましょう。
「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代では、収入の10%~15%を貯金しているという人が一番多くなっています。また、臨時収入が入った場合は6割以上を貯金に回すという人が多いようです。
一人暮らしなら収入の20%~25%を貯金するのが理想的といわれますが、実際には難しい場合も多いかもしれません。
毎月の収入から、1割程度は貯金できるように目標を決めておき、ボーナスなど臨時収入では多めに貯金に充てるとよいでしょう。
方法②:貯金用の口座を作る
貯金を増やすためには、貯金専用の口座を作り、使っていいお金と貯めるお金を分けるのが重要です。普段と同じ口座に貯めておくと、生活費や急な出費のときなどに使ってしまいがちで、貯金が増えにくくなってしまいます。
コツコツ貯金するのが苦手という方は、一定期間は引き出せない定期預金や給与から天引きされる財形貯蓄、口座から自動で貯金に回される自動貯金などを利用して、意識しなくても貯金ができる環境を整えましょう。
方法③:家賃を抑える
貯金に回るお金を捻出するには出費を抑えるのが大切になりますが、なかでもポイントになるのが大きな金額を占める家賃です。
家賃は毎月絶対に決まった金額を払わなければならず、金額を抑えるのも難しいため、最初からなるべく家賃の安い物件を選ぶ必要があります。
家賃は手取りの3分の1ほどといわれていますが、4分の1くらいに抑えられれば、そのぶんを貯金に回せます。
とはいえ、東京だと家賃が低いエリアでも通常の賃貸物件なら、5万~6万円代が相場になっており、これ以下はなかなか見つけるのが難しいでしょう。
そんなときには、シェアハウスのように低価格で借りられる物件も検討してみてください。
シェアハウスなら、23区内でも家賃・共益費など合わせて4万円代の物件もあり、他の賃貸物件よりも大幅に家賃支出を抑えられるようになります。
【関連記事】東京で家賃を抑える5つの方法を紹介!家賃相場をあわせて解説
方法④:電気やガスを見直す
電気やガスはなるべく料金が安い会社に切り替えて、光熱費を抑えましょう。使わないときは電気を消すなどのこまめな節約も大切ですが、契約プラン自体を見直すほうがより大きな節約効果があります。
業者を変えたり、電気とガスをセットで契約したりするだけでも、月千円程度の節約になる場合があり、年間では1万円以上節約できます。
現在は各社からさまざまな料金プランや割引が出されているため、どこが一番自分のライフスタイルにあった事業者かを考えて契約するようにしてください。
またシェアハウスは、水道光熱費込みの物件が多いので、貯金を増やすには適切です。
方法⑤:自炊を心がける
食事は外食やコンビニなどを控えて、なるべく自炊を心がけましょう。スーパーの食材は値段が変わりやすいので、買うものをあらかじめ決めておくのではなく、そのとき安くなっている食材を購入するようにします。
調理の際は電子レンジを活用すると、コンロよりも火力が高く、光熱費を節約できます。
また、外食は完全に禁止するとストレスの原因になるため、ひと月の金額や回数などに上限を定めておき、友達と会うときや特別な日などに限ってOKにしましょう。
方法⑥:スマホ料金の見直し・格安スマホへの変更
スマホ料金も毎月一定金額がかかる固定費のため、なるべく安く抑えられるよう、契約事業者やプランを見直しましょう。
キャリアから格安SIMに変えれば、スマホ代を月2,000~4,000円程度節約でき、外出時はなるべくフリーWi-Fiを活用すれば、通信費も抑えられます。
また、スマホ本体も、最近では2万~3万円程度で安く買える端末が増えているため、上手く活用してみてください。
方法⑦:ポイ活をする
ポイントを意識的に貯めることで、わずかな金額でも積み重なると節約に役立てることが出来ます。
ポイントを貯める方法は様々で、日常生活で無理なく、気軽にできるのでポイ活はおすすめです。
1・ポイントサイト
WEBを利用して、アンケート回答や無料ゲームで報酬がもらえる案件に参加してポイント貯めましょう。
2・クレジットカードと電子マネー
現金ではなくクレジットカードや電子マネーを利用して決済するだけで効率よくポイントを貯める事ができます。年会費無料のクレジットカードでも還元率1%という場合もあります。
電子マネーはポイントアップキャンペーンの時期をうまく利用できると良いですね。
3・ポイントカード
ドラックストアやスーパーなどのポイントカードはポイントが溜まると割引券や商品券などに交換できます。電子マネーやクレジットカードと併用して使えるのでポイント還元率が大きくなります。
方法⑧:新NISAやiDeCoを活用して将来に備える
将来の準備のために貯金をすることも大事ですが、NISAやiDecoを活用して投資や積み立てをするのも一つの手です。
新NISA
・非課税保有期間:無期限
・口座開設期間:恒久化
・投資枠:年間360万円(積立120万円、成長240万円)
・生涯非課税限度額:1800万円(成長投資枠は1200万円)
詳細は金融庁のホームページを参照ください。
新しいNISA – 金融庁: https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
iDeCo
iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
公的年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます
詳細は厚生労働省のホームページを参照ください。
個人型確定拠出年金(iDeCo): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
方法⑨:無駄遣いをやめる
出費を抑えてお金を貯金に回すためには、日々の無駄遣いを意識して減らしていくようにしましょう。
休日にショッピングに出かける回数を減らす、飲み会などの誘いを断るなどを心がければ、月数千円から多ければ1万~2万円程度節約できる場合もあります。
ただ、買い物や付き合いをすべて我慢するとストレスになるため、月の金額・回数などを決めておき、ルールの中で上手く楽しむようにしましょう。
【関連記事】東京での生活費を下げる方法とは?一般的な平均データも紹介!
方法⑩:副業を検討する
副業と聞くと、「大変そう」「時間がない」などというイメージがありますが、最近では在宅で空き時間にできる副業も増えてきています。
無理のない範囲で、土日の2時間などスキマ時間を有効活用するのも一つの手です。
節約するよりも収入を増やす方が安定して貯金にまわす予算を増やすことが出来ます。
20代女性が一人暮らしで貯金するならシェアハウスがおすすめ
20代女性が一人暮らしで貯金を増やすためには、家賃をはじめとする出費を抑えるのが大切と説明しましたが、そのためにおすすめなのがシェアハウスです。
シェアハウスなら家賃や初期費用が安く、一部の日用品も用意されているため、生活費を抑えて、そのぶんを貯金に回せるようになります。
TOKYO βのシェアハウスは女性専用の物件も数多くあり、初めての一人暮らし、シェアハウスでの生活を安心して送れるようサポートしています。
節約したい女性の一人暮らしにTOKYO β おすすめのシェアハウスを3つご紹介します。
女性専用のシェアハウス①:TOKYO β 沼袋15
おすすめのシェアハウス1つ目は、TOKYO β 沼袋15です。
女性専用のシェアハウスで、2階建ての12部屋。
閑静な住宅街の中にあり、最寄り駅の沼袋駅の周辺には多くのお店もあるので、買い物に不自由がありません。
女性専用のシェアハウス②:TOKYO β 大泉学園9
おすすめのシェアハウス2つ目は、TOKYO β 大泉学園9です。
大泉学園駅から徒歩18分のところにある、女性専用のシェアハウスです。
その他、最寄り駅の石神井公園の駅前にはスーパーマーケットやコンビニなどがあるので通勤や通学の帰りに買い物をして帰ることもできます。
女性専用のシェアハウス③:TOKYO β 新中野3
おすすめのシェアハウス3つ目は、TOKYO β 新中野3です。
新中野駅は丸の内線で新宿駅から3駅と、都心へのアクセスは抜群です。
駅周辺には繁華街はないものの、小さな商店が点在しているので、まるで下町のような穏やかな雰囲気につつまれています。
まとめ
20代女性の一人暮らしでは、収入にもあまり余裕はないため、貯金は難しいと思いがちですが、出費を減らす工夫をすれば貯金を増やしていけるでしょう。出費を抑えるとき、大きなポイントになるのが、固定費で金額も大きい家賃です。
東京では家賃の低い物件を探しても限界があるため、貯金を考えている女性の方は、シェアハウスも選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。
【関連】東京での生活費を下げる方法とは?一般的な平均データも紹介!
- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。