今日からはじめるSDGs 一人暮らしの社会貢献って何ができる?SDGsを知ろう編
こんにちは、東京βの森岡です。みなさんはSDGsについてどのようなことをご存知ですか? SDGsには17の目標があり、あらゆる社会貢献活動があります。その取り組み方や内容を知ることで、自分の生活とSDGsのつながりが見えてきます。SDGsについて知り、自分にも社会貢献ができる、という認識を深めていきましょう。
今さら聞けないSDGsとは
- 持続可能な開発目標
- 17の目標(1~17まで)
- 2024年日本人のSDGs認知度は?
- 日本人に浸透しているSDGs関連用語は?
- 2023年SDGsランキング 日本は21位
- 2024年これから取り組むべき日本の課題
SDGsの知識は、学校の授業で学んでいる10代が最も認知度が高く、世代が高くなるごとに低くなっています。ここではまずSDGsについておさらいしましょう。
持続可能な開発目標
SDGs(持続可能な開発目標)は、国連が定めた2030年までに達成を目指す17の目標で、社会のさまざまな問題に対処するための国際的な取り組みです。
17の目標(1~17まで)
目標1.貧困をなくそう
目標2.飢餓をゼロに
目標3.すべての人に健康と福祉を
目標4.質の高い教育をみんなに
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
目標6.安全な水とトイレを世界中に
目標7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
目標8.働きがいも経済成長も
目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10.人や国の不平等をなくそう
目標11.住み続けられるまちづくりを
目標12.つくる責任、つかう責任
目標13.気候変動に具体的な対策を
目標14.海の豊かさを守ろう
目標15.陸の豊かさも守ろう
目標16.平和と公正をすべての人に
目標17.パートナーシップで目標を達成しよう
参考:国際連合広報センターSDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字
2024年日本人のSDGs認知度は?
国内のSDGsを理解する人は年々増加しています。
朝日新聞の2024年SDGs認知度調査によると、 「SDGsという言葉を聞いたことがある」という人は約88%。
「非常に関心がある」「少しは関心がある」と答えた人は約52%でした。
年代別では10代が最も高く、2020~22年に小中高校で新学習指導要領が実施されたことで、SDGsをテーマにした授業や、校内にポスターが提示されることで17の目標の啓発が進んでいると思われます。
日本人に浸透しているSDGs関連用語は?
日本人の認知度が60%を超えるSDGs関連用語
「食品ロス」 | 86.7% |
「再生可能エネルギー」 | 80.7% |
「気候変動」 | 78.4% |
「カーボンニュートラル」 | 76.6% |
「ジェンダー・ギャップ」 | 65.6% |
「生物多様性」 | 63.9% |
「マイクロプラスチック」 | 63.7% |
「児童労働・強制労働」 | 61.0% |
メディアで耳にすることが多い用語が上位にあるという印象をうけます。
参照記事:朝日新聞SDGs ACTION! 【第10回SDGs認知度調査】
2023年SDGsランキング 日本は21位
SDGsに関する国連加盟193か国のすべての進捗状況を評価するSustainable Development Report 2023によると、193の国連加盟国のうち日本の持続可能な開発目標の達成ランキングは21位です。
日本のSDGs評価が高い目標
目標1(貧困) | 軌道に乗っている |
目標3(健康・福祉) | 改善中 |
目標4(質の高い教育) | SDGs達成 |
目標6(安全な水) | 改善中 |
目標8(経済成長) | 改善中 |
目標9(産業・技術革新) | SDGs達成 |
目標11(町づくり) | 改善中 |
目標16(平和と公正) | 改善中 |
日本は、質の高い教育と産業・技術革新はSDGsを達成しているとされ、豊かな社会を形成していると言えます。
2024年これから取り組むべき日本の課題
日本の今後の課題となる目標
目標5(ジェンダー平等) |
目標7(エネルギー) |
目標12(つくる責任・つかう責任) |
目標13(気候変動) |
目標14(海の豊かさ) |
目標15(陸の豊かさ) |
日本の地球環境への配慮や、平等な社会の構築などの目標に向けての取り組みが課題となっています。
参考記事: Sustainable Development Report 2023
自分を大事にするSDGs
SDGsは、すべての人が豊かな生活を送り続けることを目標としています。募金やボランティア活動での社会貢献ももちろんですが、自分自身の生活を大切にすることもSDGsの目標につながります。
健康のQOLをあげる
一人暮らしの健康の秘訣は、食事、運動、睡眠です。
食事では、食材は栄養や品質に気をつけて選び、適量を料理して食べます。
さらに適度な運動が健康維持につながります。スポーツや筋トレをしたり、徒歩や自転車移動など軽い運動の習慣化も効果があります。
適度な運動や食事を整えることで質の良い睡眠につながり生活リズムを保つことができます。健康で豊かな生活を送ることはSDGsの目標達成につながります。
家計管理をスキルアップする
家計の管理に大事なのは、年間を見通す計画性と、支出を見直して安定させることです。
イベントやショッピングなど支出の予定は優先順位を決めて計画的に、節約ノウハウを取り入れながら無理なく生活しましょう。
食費や光熱費の節約はエネルギー消費削減に、リサイクルショップやフリマに出品する不用品の有効活用もSDGsの目標につながります。
ソーシャルスキルの大切さ
一人暮らしをはじめると、世帯主として社会性を求められる場面も多くなり、マナーやモラルを意識するとソーシャルスキルが養われます。
挨拶やちょっとしたやりとりをきっかけに情報交換したり、相互に気遣いできるようになれば住みやすい街づくりに貢献し生活向上の重要なカギとなります。
日本国内に見る社会貢献の取り組み方
日本国内のSDGsの取り組みは、学校、行政、企業、非営利団体、地域コミュニティ、メディアなど、様々なセクターから取り組まれています。
- 企業のESGの取り組み、開発や働く環境、地域との連携など
- NPO法人の海外ボランティア
- 拡散力を活かしたマスメディアの取り組み
- 2025年大阪・関西万博の支援プロジェクトる
- 楽しみながら学べるワークショップ
- コンペで競う学生プロジェクト
企業のESGの取り組み、開発や働く環境、地域との連携など
近年、推奨されているESG(環境・社会・企業統治に配慮)に取り組む企業では、結果的に多くのSDGsの目標に貢献しています。
CO2削減や資源の有効利用、リサイクル推進、働く環境の改善など、各企業の活動で取り組まれています。
NPO法人の海外ボランティア
SDGsを主体とするNPO法人では、セミナーを開講したり、募金活動や、ボランティアを募集しています。
海外支援やボランティア活動では、貧困撲滅、途上国での教育支援、清潔な水と衛生改善するためのインフラ構築、農業技術の普及などSDGsの目標につながる活動が行われています。
また、現地のコミュニティと協力しパートナーシップを強めています。
拡散力を活かしたマスメディアの取り組み
テレビやラジオ、新聞などのマスメディアは幅広い世代に信頼性が高く、SDGsの認知度を高める大きな影響力があります。
SDGsに関する記事や書籍は多くの出版社からリリースされています。
また、自社運営のSDGsを推進するウェブサイトでイベントやコンペを開催する大手の新聞社や出版社もあります。
2025年大阪・関西万博の支援プロジェクト
2025年開催の大阪・関西万博を支援するプロジェクト団体「TEAM EXPO 2025」では、企業、教育・学術・研究機関、国・政府関係機関、国際機関、自治体、NGO、NPO法人、など多様なセクターが取り組みの提案や支援をしています。
公式サイトでは、SDGsの目標達成に貢献するための参加型プログラム共創チャレンジへの参加を呼びかけています。
参照サイト:「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジ
楽しみながら学べるワークショップ
SDGsをテーマとしたワークショップには、ゲーム性を取り入れた楽しみながら知識を深める子供向けや、意見交換でスキルを伸ばすタイプの学生向けや、SDGsと事業内容の関連性を知る企業向けなどがあります。また地域創生プロジェクトと連携したワークショップも盛んに開催されています。
コンペで競う学生プロジェクト
学生主体のSDGs活動も盛んで、数多くの団体が活動しています。SDGsコンペは企業、自治体、教育機関、メディア、などが主催し毎年開催されています。社会問題の解決を目的とした企画やアイデアを競い、優秀なプレゼンテーションには各賞が授与されます。 学生たちが一丸となって取り組んだ優秀作品がイベントやメディアで公表され、SNSで発信することでSDGsの周知に役立ち、貢献することになります。
TOKYO β シェアハウスでSDGsに貢献
東京でシェアハウスに住むことは、スペースや設備の共有をすることで資源の効率的な利用やエネルギーの節約、日用品の共有は廃棄物の削減に貢献することになります。 シェアハウスでの生活はSDGsに繋がるメリットがさまざまありますので、詳細は今後の記事でご紹介したいと思います。
サービスの特徴①「入居者のサポート」
入居者のための限定アプリや、シェアモビリティなど入居者様の生活環境を充実させるためのサービスを随時アップデートしております。
サービスの特徴②「住み替えシステム」
選んだ物件との相性が合わなかったり、他のエリアで暮らしたい際に、TOKYO βの物件に空室があれば、簡単な手続きのみで住み替え可能です。
サービスの特徴③「充実した設備と安心・安全」
TOKYO β のすべての物件が同じブランドで管理されているため、同じ住み心地、同じサポート体制で安心してご入居いただけます。
参考:https://www.tokyobeta.jp/
まとめ
SDGsを知ろう編では、日本におけるSDGsの達成目標や、残る課題、認知度、貢献活動などのについてふれました。国内外においてSDGsをテーマにした活動は精力的に取り組まれています。SDGsの知識が深まることで、社会貢献への興味関心を高めてもらえれば幸いです。
【関連記事】東京と地方の「教育環境」をみて|note 上京ものがたり|TOKYO<β>
【関連記事】愛してやまない、手づくりとの関係性|note 住む街のはなし|TOKYO<β>
【関連記事】東京の小自然 町田|note 住む街のはなし|TOKYO<β>
【関連記事】人に寄り添える場所をつくりたい/Mさんの仮住まい|入居者インタビュー
- この記事の監修者
-
森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。