部屋のレイアウトは難しい?部屋の広さ・間取り別レイアウト例ご紹介!
こんにちは、TOKYO β コラム担当の森岡です。
なにも置いていない部屋のレイアウトを考える時、わくわくしますよね。ただ、実際家具を置き始めてみると決まらない、ということも。今回のコラムでは部屋の広さや家の大きさ別に、一人暮らしやファミリーの場合もふまえてのおしゃれなレイアウトのやり方を検証したいと思います。
レイアウトを決める前に!部屋の表記の違いについておさらい
1R:ワンルーム
玄関・台所・居室にしきりのない、一部屋のこと
1K:ワンケー
台所と居室にしきりがあり、ドアで区切られている部屋
※台所の広さは4.5畳未満
DK:ダイニングキッチン
食堂・台所が独立しており、プラス居室が一部屋あれば1DK、二部屋あれば2DKとなる
LDK:リビング・ダイニング・キッチン
食堂・台所・居間がある部屋に、プラス居室が一部屋あれば1LDK、二部屋あれば2LDKとなる
公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会では最低必要な広さ(畳数)の目安があります
部屋のレイアウトは難しい?上手に家具を配置するコツとは?
コツ①動線を意識する
暮らしやすい部屋は生活動線が確保されています。何かをよける、どけるというワンアクションは思いの外ストレスに。椅子を引く、扉を開けるなど、移動に必要な通路幅を意識しながら、スムーズな動線を心がけて家具を配置しましょう。
コツ②視線を意識する
遠近法を使いましょう。手前に背の高い家具を置き、奥にむかって低い家具にしていくと、部屋が広く感じられます。対角線を活用するのもひとつの手法です。部屋の入り口の対角にあるものが目に入りやすいため、観葉植物やおしゃれなスタンドライトなどを配置するとワンランク上の雰囲気に。
コツ③家具のサイズに注意する
全てが背の高い大きな家具だと圧迫感があります。家具のサイズは部屋の印象に大きく影響します。ベッド下収納など、用途を限らずさまざまな家具を検討し、部屋に余白が生まれるよう工夫してみましょう。
コツ④空間のメリハリを意識する
リラックススペース、アクティブスペースといったように、生活のシーンでスペースを分けると暮らしやすくなります。パーティションやシェルフなど、ゾーニングに活用できる家具を適宜使用して、空間にメリハリのある部屋を整えましょう。
※ゾーニングとは……部屋を使う目的にあわせて区切ること。食事のスペース、ワークスペース、くつろぐスペースといったようにシーンにあわせて家具やラグなどでゾーン(区画)を分ける手法です。
コツ⑤コンセプト(テーマ)を統一化する
北欧系、和モダンなどインテリアにさまざまなコンセプトがありますが、色のコンセプトを考えることも素敵な部屋づくりの一歩です。色が人間に及ぼす影響は小さくなく、暖色系と寒色系で体感温度が違うこともわかってきています。「元気になりたい部屋」なら暖色をベースに、「落ち着いて過ごしたい部屋」なら寒色をベースに部屋のカラーを考えるといいでしょう。
一人暮らし(1K・1R)のレイアウト
コンパクトな部屋であることが多い1K・1R。居心地のいい部屋にするためには家具を厳選して生活動線を確保し、すっきりと見せることが大切です。
レイアウト例【6畳編】
6畳だと狭く感じる場合もありますが、壁際に大きな家具を配置して部屋の中央にいっぽん通った動線を確保するとすっきり見えます。またパイプやスチールなどで抜けがある家具は空間が広く感じられておすすめ。ところどころにグリーンを配置すると、リラックスしたムードをつくれます。
レイアウト例【8畳編】
8畳になると、ベッド、テーブルに加えソファなどが置けるようになります。6畳に比べてゾーニングがしやすくなるので生活のON・OFFがはっきりするのは魅力ですね。部屋全体がすっきりとした印象になるよう家具の素材や色などにも気を配りましょう。フォーカルポイント(部屋の印象を左右する視線が集まる場所)にお気に入りの雑貨などを飾ってインテリアを楽しむのもいいですね。
家の広さ別リビングダイニングのレイアウト
家の中でもリビングダイニングは食事や休息など過ごす時間が長い場所。一人暮らし、二人暮らし、ファミリーでの暮らしと、生活スタイルにあわせて家の広さを選び、住む人だれもが心地よい部屋のレイアウトを整えられるといいですね。
レイアウト例【1LDK 編/一人〜二人暮らし】
8畳のリビングダイニングのレイアウト
8畳だと、大きな家具を置くのは難しいため、コンパクトな家具を選びましょう。ダイニングテーブルは置かず、ソファとローテーブルで食事をしてもいいですね。ベースの色はナチュラルなものにしてクッションなどにカラフルなものを使うとおしゃれに見えますよ。
10畳のリビングダイニングのレイアウト
10畳のLDKがあれば二人暮らしも視野に入ってきます。今後広い部屋に引っ越すことも考えて、パーツなどでカスタマイズできる家具を購入することも検討してはいかがでしょう。動線を確保して、ストレスなく動ける部屋作りをしましょう。
レイアウト例【2LDK編/二人〜三人暮らし】
10畳のリビングダイニングのレイアウト
2LDKになると二人暮らしだけではなく三人暮らしも視野に入ってきます。赤ちゃんや幼児と暮らすといった、暮らし方によって部屋のレイアウトは変わってくることでしょう。10畳ですとたくさん家具を置くのは難しいので「ダイニングテーブルでとる食事の時間を大切にしたい」、「ゆったりとしたソファでくつろぎながらテレビを見たい」といったイメージのもと部屋の主役になる家具から揃えていきましょう。
14畳のリビングダイニングのレイアウト
14畳ですと、10畳に比べてスペースに余裕ができてダイニングテーブルに加えソファも置くことができますが、全体的に背が低めで圧迫感のない家具を選ぶとよいでしょう。インテリアを北欧風、和モダン、レトロなどテーマを決めて統一するとおしゃれに見えますよ。
レイアウト例【3LDK編/三人〜暮らし】
12畳のリビングダイニングのレイアウト
75㎡くらいの3LDKのマンションですと、リビングダイニングは12畳位であることが多い印象です。もし手狭に感じられた場合はリビングダイニングに隣接している和室などを開放して部屋全体を広く使ってもいいですね。間取りを生かしてレイアウトを考えましょう。
16畳のリビングダイニングのレイアウト
戸建てですと16畳〜20畳くらいのリビングダイニングが一般的になります。キッチンが対面型か壁にそっているのか、部屋が長方形か正方形かなどでレイアウトは変わってきます。動線の確保に気をつけながら食事をするところ、くつろぐところといったようにシーンを明確にしてゾーニングをするといいでしょう。
22畳のリビングダイニングのレイアウト
22畳ものリビングダイニングであれば、置きたい家具はすべて置けるでしょう。せっかくの広い空間を生かすために、部屋の使い方を具体的にイメージするところから始めましょう。大人数が座れる大型のソファを置くのもいいですし、子どもがおもちゃを広げて遊びに熱中できるようラグだけ敷くのも開放感があって素敵です。リモートワーク用の一角をしつらえてもいいですね。広さがある分、色や家具の素材に統一感をもたせておしゃれなインテリアに仕上げましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は部屋の広さに合わせたレイアウトや、家の要であるリビングダイニングのレイアウトについて見てきました。ライフスタイルの変化にあわせて、居心地のよい間取りも、部屋のレイアウトも変わるもの。自分仕様にアップデートしていけるといいですね。もしも、部屋を整えることに煮詰まったら、そのときは一時的にシェアハウスに住むのもおすすめですよ。東京ベータなら家具付きのお部屋をご用意しています。リセット期間をおいて、自分なりのスタイルをみつけられたらいいですね!
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- この記事の監修者
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森岡 誠
(マネージャー)
- 保有資格
- 宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士
株式会社三好不動産 東京支店 支店長。
大学卒業後、同社に入社、賃貸営業・賃貸管理で得た知見を活かし、現在はTOKYO<β>ブランドのシェアハウス運営を行っている。